「平泉の文化遺産」の世界遺産登録に向け、岩手県内のバス会社が平泉町と県内の観光地を結ぶツアーの企画に力を入れ始めた。中尊寺など登録対象地を巡った後、三陸沿岸や温泉地に向かうコースを用意。「平泉と合わせて県内の観光名所を売り込む好機」として利用を呼び掛ける。
岩手県北バス(盛岡市)は4月から、毎週金、土、日曜にツアーバス「平泉めぐり&遠野・陸中海岸号」(大人7000円)を毎日1便運行する。
JR一ノ関駅(一関市)から遠野市を経由し、宮古駅(宮古市)に至る約8時間のバス旅行。
平泉町で中尊寺などを見学し、途中で遠野市のとおの昔話村、宮古市の浄土ケ浜にも立ち寄る。4月28日―5月5日の大型連休と、夏休み期間中は平日も運行する。
県北バスは「ツアーバスをきっかけに、平泉への観光客を三陸に誘導する企画にさらに力を入れていきたい」と話す。
花巻観光バス(花巻市)は4月から、花巻温泉郷と一ノ関駅を結ぶ「花巻・平泉ゴールドライナー」(大人2000円)を毎日1往復させる。約5時間の行程。途中、平泉の名所を3カ所巡る。企画の中心になった花巻観光協会は「平泉観光の宿泊はぜひ花巻へと呼び掛ける」と意気込む。
岩手県交通(盛岡市)も中尊寺と仙台駅、厳美渓などを結ぶ路線バスの開設を検討中。
バス会社のツアーバス企画を支援する県観光課の菊池和憲課長は「県内には日本有数の自然美を持つ三陸海岸など名所が多い。平泉観光を機に岩手の良さを知ってもらえるよう、さらに企画開発を呼び掛ける」と話している。
県北バスと花巻観光のツアーバスはいずれも事前予約が必要。連絡先は岩手県北バス019(641)2222、花巻観光バス0198(26)3122。
(
河北新報)
【南部せんべい】 ホタテせんべい