平泉町で5月3日に行われる春の藤原まつりのメーン行事「源義経公東下り行列」の主要役者が決まり、9日、主催する平泉観光協会が発表した。藤原秀衡役にフタバ産業代表取締役社長の小塚逸夫さん(64)=愛知県岡崎市=、義経の妻北の方役には岩手大2年の小岩愛真さん(19)=北上市=が選ばれた。若手俳優の木村了さん(19)=ホリプロ所属=演じる義経と共に華やかな平安絵巻を繰り広げ、祭りを盛り上げる。
秀衡役を県外から迎えるのは2度目。フタバ産業は同町の誘致企業で自動車部品製造のフタバ平泉の親会社。小岩さんは行列で用いられる秀衡役用、北の方役用の御所車を製作した小岩力さん(80)=同町平泉=の孫に当たる。
このほかの役者は、西城戸太郎(にしきどたろう)国衡役がJR東日本盛岡支社総務部長の江草茂さん(44)=盛岡市=、武蔵坊弁慶役は、同町に水かけ神輿(みこし)を指導した富岡八幡宮神輿総代連合会幹事長の高橋富雄さん(62)=東京都江東区=、泉冠者(いずみのかじゃ)泰衡役は蜂神社責任役員総代長の須川勘十郎さん(84)=紫波町=、泉三郎忠衡役は県立大理事長の相澤徹さん(59)=滝沢村=、金売吉次(かねうりきちじ)役は平泉町出身で日本農業新聞代表取締役社長の菅原哲朗さん(64)=埼玉県春日部市=、吉次舎弟吉六役は全国農業協同組合連合会県本部長の小林英男さん(61)=盛岡市=がそれぞれ扮(ふん)する。
15年に新たに主要役者に加わった本吉冠者(もとよしのかじゃ)高衡役は、宮城県気仙沼市長の鈴木昇さん(64)、出羽冠者(でわのかじゃ)通衡役は、平泉滅亡の折に姫を守って酒田(山形県酒田市)に逃れた秀衡の家臣「酒田三十六人衆」の子孫とされる酒田市役所勤務の須藤秀明さん(52)が演じる。
主要役者が出そろい、小野寺邦夫観光協会長は「世界遺産登録を目前に控えた祭り。例年以上に華やかな行列にしたい」と話し、盛り上げに意欲を見せる。
東下り行列は兄頼朝に追われ、奥州に逃れてきた義経主従を秀衡が手厚く出迎えたという故事を再現するイベントで、今回で48回目。当日は「藤原秀衡公出迎え行列」、毛越寺での「ねぎらいの場再現」に続き、本行列が午後1時30分に同寺を出発。武者や従者ら総勢91人が毛越寺通り、中尊寺通りと中尊寺金色堂まで約4キロの行程を1時間30分かけて練り歩く。
同協会は5月1日から5日までの人出を前年より3万2000人多い30万人と予想。3日は1万4000人多い18万人を見込んでいる。
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岩手日日)
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