世界遺産に関する切手を紹介する「切手で見よう世界遺産」は22日、平泉町の平泉郷土館で始まった。登録審査を7月に控えた平泉の文化遺産を代表する中尊寺金色堂や、登録された国内外の遺産を描いた約300点を展示。切手を通して世界遺産の魅力を伝えている。
展示しているのは、大矢邦宣郷土館長のコレクションのうち、世界遺産を題材にした切手ばかり。国内をはじめ世界数十カ国の切手が国別に並んでいる。
このうち、平泉の文化遺産関係では、旧覆堂に覆われた金色堂や国宝の金銅華鬘(けまん)に細工された空想の鳥・迦陵頻伽(かりょうびんが)、重要文化財の一字金輪仏頂座像を描いたものなど。金色堂は新しい覆堂を伴った現在の姿を描いた切手もあり、比較しながら見ることができ興味深い。
このほか、国内では厳島神社や姫路城、日光東照宮、石見(いわみ)銀山遺跡、国外では中国の万里の長城や秦の始皇陵、カンボジアのアンコール、バチカン市国などが描かれたものも。1840年に世界で初めて英国で発行された「ペニーブラック」、明治4年発行の日本初の切手「龍文切手」も展示されている。
同日は平日とあって入館者はまばらだったが、会場では足を止めてじっくりと見入る観光客の姿が見られた。大矢館長は「切手を通じ、多くの人に世界遺産への興味と関心を深めてもらいたい」と話していた。
展示は6月30日まで。開館時間は午前9時から午後4時30分まで。入館無料。
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岩手日日)
南部鉄瓶
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