平泉町の中尊寺は、拝観券確認所から金色堂に至る斜面にスロープを設置した。車いす利用者や足腰の弱いお年寄りらも遠回りすることなく金色堂に向かうことができ、参拝がより楽になった。
金色堂は、拝観券を確認する入り口から緩やかな階段を上って向かうのが拝観ルート。車いす利用者は旧覆堂(おおいどう)から金色堂に向かう逆ルートを利用していた。
しかし、遠回りになることや、逆コースで混雑時の移動が不便になることを考慮。7月に世界遺産登録が実現すれば、観光客でさらに混雑が予想されるため、3月下旬から工事を進めていた。
設置場所は入り口右側の土手部分。幅1.2メートル、長さ約40メートルで傾斜を緩やかにするよう、くの字形に設けた。金色堂そばの札販売所脇に通じる。
ルート上にはブロックを敷き景観にも配慮して斜面に生えていたコケをはぎ取り、土を盛ってルートを設置した後でツツジの植栽と同時に張り直した。
三浦章興管財次長は「ベビーカーを押して階段脇を上る家族連れや、つえを突きながら階段を上るお年寄りのつらそうな姿も見られ、スロープの必要性を以前から感じていた。景観にも配慮して設置に時間がかかったが、これで気持ちよく参拝していただけると思う」と話している。
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岩手日日)
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