文化庁に23日未明、入った連絡によると、政府が世界遺産登録を推薦している岩手県の「平泉の文化遺産」について、国際記念物遺跡会議(イコモス)は国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対し登録延期を勧告した。
「平泉−浄土思想を基調とする文化的景観」については世界遺産一覧表に記載される資産が有すべき「顕著な普遍的価値」の証明等との関係で、イコモスの評価結果が示され「記載延期」との勧告がなされた。
指摘を受けた主な事項
○世界遺産にふさわしい「顕著な普遍的価値」の証明について
・失われた12世紀の平泉文化的伝統の存在を伝承する物証であることの証明
・浄土世界を表現した12世紀の寺院建築や庭園など、傑出した空間造形の見本であることの証明
・骨寺村荘園遺跡と農村景観が世界的にも比類のない土地利用形態を表し、極めて良好な農村の文化的景観であることの証明
○比較研究についての指摘
○推薦資産の範囲についての指摘
○構成資産と緩衝地帯との関係についての指摘