「
平泉の文化遺産」の
世界遺産登録に向け県教委と
平泉、一関、奥州各市町は10−14の5日間、パリの国連教育科学文化機関(
ユネスコ)日本政府代表部に、それぞれの担当者を派遣する。
ユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)からの登録延期勧告を踏まえ、同政府代表部の近藤誠一特命全権大使の意見を基に「反論書」を作成。7月の
ユネスコ世界遺産委員会での「逆転登録」を目指す。
派遣が予定されているのは、県教委生涯学習文化課の中村英俊文化財・
世界遺産担当課長と佐藤嘉弘主任主査、
平泉町建設水道課の八重樫忠郎課長補佐、一関市博物館の小岩弘明学芸主査、奥州市
世界遺産登録推進室の石崎高臣文化財専門員の合わせて5人。
同政府代表部では、文化庁の担当者を交えて近藤大使と綿密に意見を交換。近藤大使の経験や意向を踏まえ、同委員会委員国への説明材料ともなる「反論書」を作成するという。
近藤大使は昨年、
平泉と同様に登録延期を勧告された島根県の石見(いわみ)銀山遺跡を逆転登録に導いた中心人物。その際、「環境への配慮」を切り口とした説明が奏効したことから、場合によっては
平泉にも「平和」や「自然との共生」といった分かりやすいキーワードが要求されることが予想される。
中村担当課長は、キーワードの検討について「近藤大使の意向次第。もし必要であれば、協議の中でどこにポイントを置くか考えたい」と説明。逆転登録を視野に「関係市町の担当者と連携しながら、全力で近藤大使の支援に取り組む」と力を込めた。
(
岩手日日)
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tag : 世界遺産 平泉 ユネスコ